県議会に、また「特別委員会」を設置 

10月6日に新たに埼玉県議会に設置した「まち・ひと・しごと創生総合戦略特別委員会」が今日の午後、開催された。

同特別委員会は、12月議会に議決を目指している埼玉県版の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の素案を審査するために設置された。12月定例会までに10月26日(月)、28日(水)、30日(金)の3回会議を開き審査をする予定。

これで埼玉県議会に設置された特別委員会は9つになる。関東1都6県では以下の状況で埼玉県議会に設置された特別委員会は他の議会と比較しても多い。

都県議会名 特別委員会数(予算、決算などの特別委員会を除く)
埼玉県議会 8(平成27年10月13日現在)
東京都議会 1(平成27年10月13日現在)
神奈川県議会 5(平成27年9月25日現在)
茨城県議会 1(平成27年3月23日現在)
栃木県議会 1(平成27年10月13日現在)
群馬県議会 4(平成27年10月13日現在)
千葉県議会 2(平成27年10月13日現在)

 

(ちょい一言)

私が所属する会派「無所属県民会議」では、特別委員会の量産について、これまで反対の立場をとってきていた。

 

通常、特別委員会は2つ以上の常任委員会が所管する事項を連合審査会や委員外議員の参加で審査ができない場合やどの常任委員会も所管していない事項を審査するために設置されることが多いが、埼玉県議会の場合は2つ以上の常任委員会がそれぞれ所管していることについて、いわば「常設」の特別委員会が審査をしている例が多い。

特別委員会をつくらなくても常任委員会が機動的に活動をすれば、十分に県行政のチェック機能を果たせるわけで、特別委員会の量産はつまるところ委員長、副委員長ポストの量産化が目的との謗りを免れない。

しかしながら、今回設置された「まち・ひと・しごと創生総合戦略特別委員会」については、議会として全県的な計画に関わることで県行政へのチェック機能を発揮して、しかも「常設」をしない前提で設置が提案されたことから、会派として賛成をした。

より良い県版「まち・ひと・しごと創生総合戦略」となるよう、同特別委員会の活動に期待したい。

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