1万1200人の利用者減少 久喜市営釣場 

 

1万1200人の利用者減少 久喜市営釣場
 9月2日の久喜市議会9月定例議会で、今後、久喜市は指定管理者である久喜市シルバー人材センターとともに久喜市営釣場(有料施設)の経営改善をすることを明らかにした。 私(石川)の一般質問に答えた。

市営釣場は、久喜市清久の工業団地造成に伴ってつくられた2つの貯水池を利用してそれぞれに設けられたもので、清久大池と西池がある。久喜市が条例を設けて設置しており、市の観光事業の一環としてヘラブナの管理釣り場を運営していた。平成18年度からは、それまで市からの委託として運営を行っていた市シルバー人材センターが、指定管理者として管理運営している。

利用者(釣客)からは、これまでも市や釣場などにサービス内容や釣場施設・運営に関する苦情や改善を要望する声が寄せられていた。
今回の質問では、なかなか寄せられていた要望などにこたえないことから、利用者がここ数年、激減していたことが明らかになり、市もこの責任を認め改善を約束した。
直近でで比較したところ、平成17年度の1年間あたりの清久大池・西池合計の利用者4万2208人は、平成22年度には3万943人と、年間で1万1265人も減少していた。

さらに、利用者数のピークは、清久大池が平成12年に3万3232人、清久西池が平成15年に1万4830人あったが、直近の平成22年度では清久大池が、2万0344人の利用者ででピーク時から1万2888人もの減少。清久西池が平成22年度で1万599人の利用者で、ピーク時から4231人もの利用者の減少だった。
はじめ、市はこの釣客の減少について、天候や趣味の多様化、景気の悪化による影響と説明していた。しかし、ヘラブナの放流量を半減させた平成22年の釣客減少が著しいことや釣果情報の不更新、ブルーギルへの苦情が数年前から既に多く寄せられていることを質問の中で指摘されると、途中で利用客減少の原因がこれらにあるものと認識を変えた。
市は、これらの状況から、これまでも毎月1回行っていた指定管理者との協議の場において、ブルーギル対策(駆除)や釣果情報の更新など釣客増になるような事業について、責任をもって協議を重ねていく方針を示した。

(ちょい一言)
本気で釣客を増やす努力をしていなかったのではないかと言われても仕方がない。
指定管理者制度は、法律にもとづいて市と協定を結んだ企業・団体(個人)などが管理者となって、管理運営を行う制度だ。今回、問題になった釣場は、非営利団体が指定管理者となって管理運営を行っていた。非営利団体が管理運営をまかされているのだから、利用者が増えなくてもいいだろう、市の責任はないということにはならない。
理由は、この釣場が市によってつくられ、市の条例にもとづいて指定管理者が管理運営をする協定になっているからだ。「久喜市営釣場条例」の第1条では、「市民にレクリエーションの場を提供し、もって公共の福祉を増強するため、久喜市営釣場を設置する。」としている。さらに、市ではこれまで観光事業の一環として、市民以外にも多くの市外からの釣客誘致を努力してきていた。
条例上もこれまでの経過からも、市は市として責任をもって市の立場を指定管理者に対して主張し、協定にもとづいて条例で定める目的を達成するための協議をすすめなければならない。久喜市の平成22年度一般会計決算のこの釣場に関する事業の成果は、「施設の有効利用」と記載されている。有効利用は、市民のためにされるべきものである。決して、指定管理者のための有効利用ではないはずだ。

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