久喜市議会初の日曜議会開催 

 

久喜市議会初の日曜議会を開催
 今日、久喜市議会が昭和46年に開会以来、初めて日曜日に議会を開会した。

これまで、久喜市議会は議会改革に取り組んできたが、今回は「開かれた議会」として市民に身近になるように日曜日に議会を開会した。

今日の会議日程は、市長の平成21年度施政方針演説に対する、市議会各会派代表による代表質問。午前9時に開会し午後6時までかかった。
今日1日の傍聴者は60人(延べ81人(傍聴席から退席時に一旦傍聴券を返し、再交付を受けるため傍聴券発行数))を超えたと見られ、開会予定の午前9時前から受付に並ぶ市民もおり、関心の高さが表れていた。
また、日曜議会のために出勤した市職員は、部課長を中心に50人(議会事務局職員を除く)で、代休などで対応する予定だ。

(ちょい一言)
久喜市議会の活性化として「日曜議会の開催」を初めて提案したのが、1999年の第一期議会活性化検討委員会。この時には各会派の意見が一致しなかったことから実現しなかったが、10年目にしてやっと実現が果たせた。

これまで、久喜市議会では平成18年に臨時議会として土曜日に開催したことはあったが、制度として日曜日に開催したのは初めてだ。

久喜市議会では、「開かれた議会」の一環として開催したものだが、昭和50年代に行革を進めた政府諮問機関の臨調では、議会を住民の監視対象とする発想から「開かれた議会」が提起された。
その後、現在でも政府諮問機関などでは、違う意図での「開かれた議会」議論も進んでおり、地方議会側としては注視していく必要がある。

今回の初めての取り組みを、きちんと精査、評価して改善すべき点は改善して、今後も市民に身近な協働の第一歩としての「開かれた議会」をすすめたい。

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