住民発議による直接請求 議員を18名に減員 

 

 住民発議による直接請求の臨時議会開催
 今日午前、市役所5階で開催した久喜市議会代表者会議において、議員定数削減の住民発議があったことから、日程案などについて協議が行われ案を決定した。

今日午前9時から議長召集により、久喜市議会の各会派代表者からなる代表者会議を開催した。
議題は、市民7444人の署名による議員定数を18名にする直接請求について、日程案などを協議した。その結果、11月4日(土)午前9時から議会運営委員会を開催し、会期の決定や議案の説明、直接請求者の意見陳述などを協議。その後、同日の午前9時30分から議会を開会する予定で、ここで市長の提案理由の説明や直接請求者代表者による意見陳述を希望があれば行う予定。
11月13日(月)午前9時からは、議案質疑を行い、さらに議会運営委員会で議案を審査。最後に討論、採決となる予定。

住民発議による直接請求に対しては、自治法によって市長が直接請求のあった件について賛否などの意見を付して議会に議案を提案しなければならない。
議会では、議員が直接請求者に行う質疑は認められておらず、市長の提案理由や賛否などの考え方、市の実情などに関して市長に質疑することとなる。ただし、議会運営委員会で直接請求者を参考人として委員会に招致した場合は、参考人が委員からの質疑に対して答弁することとなる。
市長が住民発議による直接請求に付す「意見」の行方に注目があつまっている。

(ちょい一言)
いよいよ住民発議による直接請求についての臨時議会が開催する。
久喜市議会では、今年2月に現行の25名定数から3名減員し、次回選挙時から22名にすることに決定していたが、市民はこの数に納得がいかないということで住民発議となった。
2月議会では、現行25名の定数から、9名減員した16人の案を私が提案し、「市民力21(市議会会派)」は5名減員で20名にする案を提案、他に「新政議員団」と「公明党」が共同で3名だけ減員した22名案が提案され、採決の結果、多数によって22名が決定していた。

今回の住民発議では、これでは物足りないとして、7名減員して18名にするという案だ。当然と思う。議会では、さまざまな議員や会派の思惑が重なり、3名だけの減員で22人に決定していたが、議会では提案者からの納得がいく答弁、考え方は示されていない。
今でも「議員を減らすと市民の意見を反映できない。反映できにくくする。」と言って、議員定数の減員に消極的な議員がいるが、ナンセンス。
現実に久喜市議会よりも議員一人あたりの市民の数が多い議会もあり、この議会でもしっかりと機能を発揮、役割を果たしている。また、3年前の久喜市の合併議論に並行して、久喜市議会と他町の議会と行った協議に際して、久喜市議会は”人口が16万人前後では、32人の議員が適当”との考えを多くの議員が示していたが、その後、合併は破綻。人口7万3000人の久喜市のままだ。その時の”議員一人あたりの人口”という論点に立てば、おのずと32人の半数の16人以下にするのが当然の成り行きのはずだ。
私はこうした考えと、7444名もの市民の署名による直接請求という重みから、16名に近い、18名の案に賛成します。

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