南中学校校舎の建替え延期 

 

南中学校校舎建替え 中止 無期限延期
 昨日の議会一般質問(私、石川忠義の)で改めて南中学校の校舎建替えをしない方針が市から示された。

当初、久喜市立南中学校は、合併特例債を財源として、すでに耐震度調査で大きな地震が起こった場合に倒壊すると警告されていたことから、安全な校舎に建替える計画を進めていたが、久喜市の合併が破談になったことから、財源不足により安全な校舎への建替え計画が無期限延長となった。

しかし合併が破談となり財源が厳しいながらも、子どもたちの安全性を優先させるべきだとの趣旨で、11月議会一般質問(私、石川忠義)で「財源を他に確保して子どもたちの安全の為にも建替えをするべきだ。」と質問があり、市教育委員会では、「子どもたちの安全確保の為に、17年度に実施設計、18年度に工事着手、19年度には新校舎共用にする。」と答弁していたが、わずか数週間後に内部で方針転換が行われ、建替えは無期限延長となった。

23日の議会では、教育委員会は「子どもたちの安全の為に早急に建替えたい」とし、今までの建替えについての無謀な方針転換については、「お詫びしたい」とした。
しかし、実際に工事などの予算を編成する市は、「18年度以降の早い時期に予算を確保したい。」と答弁するにとどまり、建替えを無期限延長することを示唆した。

(ちょい一言)
ひどい話だ。金がないのは分かる。けれど、子どもが毎日通う校舎が、地震で倒れると警告されているにも関わらず、大人の判断で対策を躊躇(ちゅうちょ)していいのだろうか。私は許せない。
何ものにも優先されるべきは命であり、安全であるはずだ。ましてや子どもの命、安全がかかっている学校だ。
合併特例債がダメになった痛手は大きいし、多額の予算が必要なことは分かる。
しかし、それでもやはり安全確保の為の施策は講ずるべきだ。予算全体を見直す中で、捻出できない費用だったのだろうか。他に方法はなかったのか。取りあえずの補強でも良い。子どもの命を軽んじてはならない。

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