ゴミ焼却施設の建て替えと市民の森 実現か 

 

 ゴミ焼却施設の建て替えと市民の森 実現か
  9月2日の久喜市議会全員協議会で、市は、これまでの久喜市のゴミ処理体制を変更する考えを示した。

今後、市は現在の久喜市菖蒲町台で使用している焼却炉を建て替える方針を示した。
事業の予定区域については、久喜市菖蒲町台の現在の菖蒲清掃センターと市民の森・緑の公園の整備区域の敷地と合わせて全体で12ha、その内の民有地は約10.8haとなる。
建て替える予定の菖蒲清掃センターのゴミ処理施設は、1日あたり150tの処理能力があり、リサイクル処理施設、環境啓発やコミュニティ施設を備えたリサイクルプラザを構想しているという。

市が方針を示すにいたるこれまでの経過
平成26年
3月28日
市に、菖蒲三箇地域を中心とした区長8名、関係者14名の署名で、「(仮称)本多静六記念市民の森・公園整備」の要望書が提出される。
この要望書は、三箇地域の向野地区に市民の森、公園の整備と隣接する菖蒲清掃センターをこの森と公園に調和したものに建て替えるものだった。

6月15日
3月28日の要望書を実現するために、三箇地区の区長や関係用地地権者を中心に「三箇地区環境促進協議会」が発足。

7月2日
市に、三箇地区環境促進協議会から100名近くの署名とともに「(仮称)本多静六記念 市民の森・公園の整備並びに、菖蒲清掃センターの建て替え整備」の新たな要望書が提出される。

7月6日
同協議会役員会を開催し、市からは副市長と関係職員が出席し意見交換を行う。この時、同協議会から要望に対する考えを示してほしいとの考えを示される。市は、これを踏まえ久喜宮代清掃センターの更新施設と、現在稼働している3つの清掃センターの統合などをあわせて検討する。

7月20日
同協議会役員会で、菖蒲清掃センターの建て替えでは、3つの清掃センターを統合し、市内全域のゴミ処理を可能にする施設を建設することを示す。また、「(仮称)本多静六記念 市民の森・緑の公園」について市から事業提案を行った。この提案に対しては、同協議会役員から異存がなく、合意がある。

8月31日
「三箇地区要望事項に対する事業提案説明会」を菖蒲総合支所で開催、50名が参加した。参加者から、事業内容への同意と事業の推進に改めて要請がある。

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