| 保育園の保育料滞納金 2800万円を超える |
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昨日の久喜市議会１１月定例会で、これまでの保育料の滞納金について、今後は積極的に回収をすすめることを明言した。
石川（私）の一般質問に答えた。
保育園保育料の滞納金は、裁判所などを介することなく、地方税などのように市が直接、滞納整理などの回収ができる。（強制徴収公債権）
保育料は、本来は銀行口座振替や直接、保護者が市に支払う。大多数の保護者はきちんと保育料を納めているが、保護者によってはこれを納めておらず今年の１０月３１日時点で約２８３０万円にものぼることが分かった。
保育料の滞納は、すべての保育園でみられ、最高は菖蒲地区のA保育園で約３２１万円が納められていなかった。また、ほとんどの保育園で５０万円以上の保育料滞納金が発生している。１人あたり最低の滞納金は、２５６０円で最高は約１２４万円だった。
市はこれまで、保育料が滞納にならないような対策は特にとっていなかったが、今後は納期限を貼りだすなど周知につとめるなど工夫をする。
また、保育料滞納金の徴収については保育課が担当していたが、債権管理台帳の整理をすすめ、収納課と連携して回収にあたるという。他にも、これまでの電話による催促に加えて、訪問をしたり、財産調査を積極的に行い、資力を見て滞納者に分割納付計画書の提出を求めていくとした。
市内保育園の半数を超える民間保育園（保育料は保護者が久喜市に納めなければならない）については、これまで実態の把握さえされていなかったことから、滞納者への民間保育園職員による面談や回収業務について、他への外部委託などを検討するという。
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（ちょい一言）
大多数の保護者は保育料を支払っているが、一部の保護者が支払っておらず、滞納金は２８００万円を超えた。
大多数の保護者は保育料を支払っているが、一部の保護者が支払っておらず、滞納金は２８００万円を超えた。
保育園は公金で運営されており、看過できる問題ではない。
ここまで回収できていなかった滞納金があることについては市の責任もあるが、一番は滞納した保護者本人の責任だ。
滞納理由は、市の見解によると生活困窮や居所不明などという。生活困窮の場合は、保育料を減免する制度があるので、こちらを利用して生活再建を進めながら、保育料を納めてほしい。
居所不明は、保育園保育料を納めない上に転居をしたことによる。他にも市に届けた住所地（住民票に登録した居所）に住んでない例もある。悪質なものは、場合によっては刑事事件の対象にもなる。
これらには、市は毅然とした態度で回収に臨むとともに、滞納とならないよう働きかけを強化すべきだ。