古久喜公園のオオフサモの防除(取り除き作業)はじまる 

 

 古久喜公園のオオフサモの防除(取り除き作業)はじまる
 久喜市北の古久喜公園で、特定外来生物オオフサモの防除作業がはじまった。

特定外来生物とは、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(平成16年法律第78号)」(以下「外来生物法」と表記)を根拠に指定された動植物。
外来生物法第2条第1項、2項では、外国から来た動植物では、日本の生態系や人の生命、身体か農林水産業に対する被害を防止する必要がある動植物と定めている。
当然、この特定外来生物を飼ったり、保管することは原則として禁止されている。譲渡や販売も禁止されており、販売や頒布を目的に譲渡などをすれば個人で懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金となり、法人は1億円以下の罰金という厳しい罰則が課される。

そして、国は特定外来生物から被害を防止するために、これらを発見した時には防除を行う。
地方公共団体が管理のところは、地方公共団体が自主的に防除を行うか、原因者が分かればその費用を国とともに原因者に請求する。もちろん、地方公共団体が原因者となれば、防除の責任は免れず、地方公共団体に代わって国が防除を行えば、その費用は請求される。

今回、古久喜公園で防除しているのは、「オオフサモ」という水草で、非常に繁殖力が強く、水面を覆って植物や魚類など他の生物の生息を困難にさせる。久喜市は、これまでも生態系などの自然環境保護を政策として進めていることから、積極的に防除を決定した。
数年前にも久喜市が防除を行ったが、わずかに残ったものから大繁殖が起きていた。

久喜市都市整備課によると、昨日、今日と業者による防除を行い、残りの細かいものは市職員が手作業で行うという。
市内では、市民が同公園の外来生物防除を行うグループを発足する動きがあり、大きく期待されいている。
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(写真:黒い山は、取り除いたオオフサモ。乾燥させて処分する予定という)

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(写真:オオフサモと積もった枯葉を取り除き、水面が現れた古久喜公園)

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