久喜市議会の会派「政策会議」(代表 石川ただよし、副代表 富澤孝至、会計 園部しげお、新井勝行、猪股かずお、内田正、春山千明)は、今日午後、久喜市災害対策本部(本部長:久喜市長)に緊急要請書を提出した。
東北地方太平洋沖地震の発生以来、政策会議の議員は、それぞれの関係する地域や団体などの被害調査や対応、市民からの応相談などをおこなっていた。昨日は、久喜市からの被害状況報告が一定程度、集まったことから、政策会議としての市内被災地域を中心に現場確認を実施した。また、政策会議に所属する議員で緊急情報交換会を行い、市や議会の対処について問題解決のための協議もすすめていた。
今日午前には、久喜市議会全員協議会において、久喜市から正式にこれまでの市の対応を含めた状況報告があった。これを踏まえ、政策会議では今後の災害対策本部に求める「緊急要請書」を急遽まとめ、同日午後に副本部長(副市長)に手渡した。
副本部長は、現在まで色々と対処をしていることを前提に、足りないところや改善が必要な点は対処をする旨を述べた。
(写真:向って左 富澤副代表、中央 石川、 右 副本部長(久喜市副市長))
要請書の内容は、以下の通り
平成23年3月14日
久喜市災害対策本部
部長 田中暄二 様
政 策 会 議
代表 石川忠義
緊急要請書
このたびは、東北地方太平洋沖地震に係る久喜市の災害対策について、久喜市が早期に災害対策本部を設置し、対策を講じていることを評価しております。
さて、災害発生後、政策会議所属議員は個々の議員活動に加え、会派としても久喜市内の災害状況を確認するとともに市民からの相談に応じて、対策を行ってまいりました。
そこで、政策会議で共有した情報をもとに協議を行った結果、久喜市災害対策本部に下記を要請いたしますので、ご検討頂きますようお願い申し上げます。
要請事項
1. 被害が甚大な南栗橋地区の液状化による道路陥没や隆起などの災害復旧を早期に進めること
2. 南栗橋地区の液状化による被害に合った市民へ、丁寧な対応と積極的な今後の計画の明示をすること
3. 避難を強いられている市民へ、適切な情報提供とさらなる丁寧な対応を心掛けること。
4. 単身高齢者など災害時要援護者への情報提供や食料など生活必要物資の援助充実をはかること。
5. 久喜市に関する情報提供を適正・積極的・迅速に行うこと。
6. 防災無線※が現在は、アナウンスがハウリングを起こして、聞き取りにくい。アナウンス方法を適正化を徹底・共通化して、難聴の解消をはかること。また、内容をさらに充実し迅速に情報を提供すること。
7. 広報車からのアナウンスを聞きやすいものに改めること。
8. 今後のことも踏まえ、東京電力の計画停電に関する情報提供を強く東京電力に求め、迅速に市民に情報提供すること。特に久喜市から東京電力久喜支店との情報提供のルートを確立し、迅速に市民に情報提供をすること。
※ 原文前半にはないが、分かりやすく「防災無線」の表記を追加 |