不振 市の雇用対策 |
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今日、久喜市の緊急雇用対策が進んでいない実態が明らかになった。
市は、1月14日から緊急雇用対策として期間限定の臨時職員を募集(関連記事はこちら)していたが、7人の応募には1人しか集まらず、しかも数日で辞めてしまったという。 市が直接行う緊急雇用対策としては、今回の市の姿勢自体は評価できるが、庁内に昨年設置した「地域職業安定室」との連携や労働者の雇用条件など処遇についても検討が必要だ。 市では3月2日から新たに6名の募集も開始したが、今日時点でも応募がきていない。 |
(ちょい一言)
緊急雇用対策の臨時職員募集は「庶務課」が担当、生活保護は「社会福祉課」、職業探しは「農政商工課」、「市地域職業安定室」と生活困窮に係る担当窓口が分かれている。
急な解雇などで困っている利用者にとっては、これでは不便だ。こうした現状のような対応が、今回の緊急雇用対策事業に結びついていないのではないだろうか。
市民の安定した生活を目指す上では、『生活安定の為の総合窓口』として設け、一旦、この窓口に相談してから、利用者個々の実態やニーズに合わせてそれぞれの担当窓口に案内するなどの工夫があっていい。また、それぞれの担当課が日常的に情報交換や協議、連絡する場も必要だろう。
市の緊急雇用対策に1人も応募がない中、窓口が3つしかない市地域職業安定室に、連日、80人以上が訪れいている現状を発展的に解決しなければならない。