久喜市の総合的病院誘致 JA厚生連は50億円の支援要請 |
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今日午前開催した久喜市議会全員協議会において、久喜市が誘致を進めている幸手総合病院について、病院を経営している埼玉県厚生連農業協同組合連合会(以下 JA厚生連と表記)から誘致する場合に久喜市が負担する金額が約50億円として久喜市に要請があったことが発表された。
久喜市は田中市長の公約にもとづいて、現在幸手市内にある「幸手総合病院」の久喜市内への移転を進めていた。市長は当選後、数回、JA厚生連と事務レベルの協議などを進めていたが、1月11日にJA厚生連から久喜市に正式に誘致に関する文書が届いた。 今後市では、JA厚生連と具体的な支援金額や内容について協議するとしており、JA厚生連が求める平成18年2月15日までに回答をする予定。 |
(ちょい一言)
この問題は幸手市や近隣首長も巻き込んで政治課題となっていたが、ここまでの結果は久喜市長が真剣に努力してきた結果だ。関係した方々に敬意を表したい。
今後は、JA厚生連が要請している約50億円をどのように負担するのか、負担する金額がこれで妥当なのかどうか検討が急がれる。市も全力で取り組む姿勢のようだ。ただ、受け取った今回の文書のに目を通してみたが、JA厚生連から「何にどの程度の金額がかかるので・・・総額150億円」という示され方はされていない。いわば漠然と金額が示されたかっこうだ。当然、市は今後、その詳細について検証を進めて協議をしなければならない。今日の全員協議会でも一部の議員からこのことを示唆する発言があった。
JA厚生連からは150億円について、 「土地、周辺整備を含め」 となっている。周辺道路や環境も含め、JA厚生連がやり、費用負担は市がやるのか、市が周辺整備をして、市は病院建設費と土地、医療機器などを費用負担するのか、市とJA厚生連の役割分担を整理し、費用負担を精査していくべきだ。当然、契約の前提としてこの点はつめていくことになると思うが、これにも前提がある。今後、間接的に費用負担をしていく住民に、その詳細を明らかにして進めるべきだ。