12月4日、埼玉県議会に私(石川)が発起人となり県道の街路樹について政策提案を行う「埼玉県議会街路樹を考える議員連盟」が発足した。91人の県議会議員のうち党派を超えた県会議員30人がこの議員連盟に加入した。初代の会長は発起人代表である私(石川)が務めることとなった。
街路樹は緑豊かな道路景観や季節感のある都市環境をつくり出す。また、災害時や火災発生時の延焼を防ぐ防災上の役割、車道と歩道を分ける交通安全上の役割、日差しを遮り周囲の温度上昇を抑える役割や二酸化炭素削減など環境上の効果など複合的な役割を果たしている。
しかしその一方で、街路樹の落葉の堆積や大木化や老朽化による倒木、立ち枯れ、歩道の根上がりによる通行への支障など課題も生じている。
そこで、県内の街路樹の健全な育成と街路樹が与える影響を探求し、県への提言などを行うことにより県民生活を豊かなものにするために、この議員連盟が立ち上げられた。
<ちょい一言>
私が街路樹を道路構造の一部としてではなく、街路樹のもつ多様な効果をまちづくりに生かすために「久喜市街路樹等の管理及び選定に関する条例」を市議会議員時に作成・提案・可決してから14年が経った。
久喜市では、条例にもとづき市民や各議員、市職員の協力を得て条例施行前と現在は街路樹の持つ質感や態様が変わったと感じる。
一方、県では街路樹を植栽しておきながら管理に手を焼き、効率性を優先した管理をしてきたことは否めない。
今後は、この超党派の「議員連盟」で街路樹について探求し政策提言を行う予定だ。