昨日の議会運営委員会に、代表者会議において政務活動費の支出が分かる領収書をインターネット公開することを協議する検討会を設置することが合意されたとの報告があった。
7月5日には、各会派の議員で構成する検討委員14名による検討が始まる見通し。
この請願は、2017年9月定例会に県民より同趣旨の請願が提出されていたが、約2年、7回の定例会で連続して自民党等の提案で審査自体が見送られた挙句に改選によって廃案となっていた。
一方、「無所属県民会議(石川所属会派)」の全議員は請願の紹介者になり、石川が無所属県民会議からの議会運営委員会委員だったことから、これまで審査の上に採択をするよう求める発言を同委員会で続けていた。
自民党等の提案で約2年間、たなざらしになった上に廃案になっていたことから、改選後の6月10日の議会運営委員会では、無所属県民会議からこの件の仕切りなおしとして、「政務活動費の支出が分かる領収書のインターネット公開」についての協議を提案。
この提案は同委員会委員長の預かりになった後、昨日の代表者会議で合意が得られ、今後、検討会を設置することとなった。
(ちょい一言)
政務活動費の支出が分かる領収書のインターネット公開を求める請願が県民から提案されたのは、2017年9月定例会である。
これまで、最大会派の自民党等からの主張で結論を出さない「継続審査」が継続的に提案され計7回、約2年間に渡り議論すら行なわれることなく本年4月の改選を持って廃案となった。
県民からの願いに真摯に向き合い、本請願の紹介者となり採択を求めていた我々としては、議論さえすることなく結論を連続して先送りをされてきたことは大変残念な結果であった。
しかしながら、改選後、6月10日の議会運営委員会において我々からこの件の仕切りなおしとして、政務活動費の支出が分かる領収書のインターネット公開に関する協議を呼びかけた所、この度の検討会の設置が決定した。
検討会の設置は、これまで結論を先送りにしてきた自民党を含めて各会派の同意があった。出遅れたたとは言え議会の公開性を高める一助であり、領収書のインターネット公開に向けて一歩前進したものと理解している。
今後、検討会において真に開かれた議会になるよう議論に臨みたい。