埼玉県が行っている渋沢栄一賞とは「多くの企業の設立や育成に携わる一方で、福祉や教育などの社会事業にも尽力した渋沢栄一の生き方や功績を顕彰するとともに、今日の企業家のあるべき姿を示すため、渋沢栄一の精神を今に受け継ぐ全国の企業経営者に渋沢栄一賞をお贈りしています。」(埼玉県HPより)としている。
第21回目となる令和4年度には、全国から3名が受賞しそのうちの1名が埼玉県・久喜市に本社がある「株式会社 エフテック」の最高顧問である福田秋秀氏だった。
「株式会社 エフテック」は、自動車部品や金型、機械などを開発・製造し高い開発力と技術力で世界的に活躍している。
同社は1947年に同社の前身が創業、1978年から本社と工場を久喜市に移転していた。
県は、福田氏の受賞理由として、革新的な経営手腕による自社で行う一貫加工体制や北米・アジアを中心とした開発・生産拠点の設立をあげている。
また、社会貢献活動として、2016年にエフテック奨学財団を設立し福田氏の同社株寄付を基に2021年までに約180名の学生に奨学金を給付したことをあげている。加えて早稲田大学へ継続的かつ多大な貢献を実施しているとしている。
今回、全国から選ばれた渋沢栄一賞は他に、大鵬薬品工業株式会社(東京都千代田区)、特別相談役の小林幸雄氏、タイム技研株式会社(愛知県丹羽郡大口町)、名誉会長の丹羽公男氏の2氏
<ちょい一言>
同社は久喜菖蒲工業団地内にあります。県道にも面していて、子供の頃からその存在は大きく知られていました。
久喜市内の企業である同社の最高顧問が、県の偉人「渋沢栄一」を冠した賞を受賞されたことをとても嬉しく、誇りに思います。
おめでとうございます。