埼玉県が、久喜市出身で日本最初の林学博士であり、森林に関する学術研究や実践活動で林学教育や森林、公園の造成などで社会に貢献した「本多静六博士」の精神を受け継ぐ、個人又は団体を表彰する「本多静六賞」の記念すべき第10回目の特別賞に本多静六博士の母校でもある久喜市立三箇小学校が特別賞を受賞した。
特別賞の受賞は、同小学校が初受賞になる。
県では受賞理由について、博士の生き方や考え方を学年に応じた内容に教材化して学習するなど、博士の世親を受け継ぐ独自の教育活動に取り組んでいることが、「特別賞」に相当するとしている。
県の選考委員会で選考をしている過程で、「特別賞」にふさわしい活動をしているとの評価を得たという。
同校では博士の生き方や考え方が生かされた特色ある教育活動を行っており、博士の誕生月である7月に本多静六週間を設け博士の生き方
や考え方を教材化した道徳の資料を授業に活用するなどしている。また、各学年でも博士に関する学習や研究活動を行っている。
授賞式は、5月を予定。本多静六賞は、林業経営や林業振興に貢献した寄居町在住で埼玉県中央部森林組合顧問の坂本全平氏(88歳)が受賞した。