久喜市青毛の県有地を民間に売却方針決定 

これまで使用されず不要となっていた久喜市青毛1丁目にある県有地・建物の売却が始まった。

埼玉県農林部が所管するもので、「春日部農林振興センター久喜中継所」として事務所や資材置き場などとして数十年前で使用されていた。

近年は使用されていないことから、県は処分を決めて部内・庁内で使用を検討したが希望がなく、その後、地元の久喜市も1年をかけて使用を検討したが希望がなかった。

その為、県は手順に従って民間に入札により売却することを決めた。

所在地は久喜市青毛1ー8-2の第一種低層住居専用地域にある住宅街の一角。敷地面積は1,987.79㎡(601坪)と広く、現存の建物は解体条件がついている。

指定用途はなく、一般競争入札は令和7年1月22日(水曜日)から1月28日(火曜日)まで受け付けを行う。

また、これに先立って県は同物件の内覧会を予定を令和6年12月23日(月)午後に予定している。(申し込みは令和6年12月18日まで)

県では、参考価格として20,253,000円を提示している。

入札に関して詳しくは埼玉県総務部管財課 048-830-2581まで

写真:春日部農林振興センター久喜中継所

<ちょい一言>

この場所は、令和2年から県の未利用地の売却というテーマで議会で取り上げてきた。特にこの場所は、地元の久喜市内であり長年使用実績がないことが判明していた。

県も手順に沿って処分を進めていたが、それまでの間、地元などへの積極的な情報提供もなく不信感が募っていた。地元からは雑草や小動物の繁殖を危惧する声も寄せられていた。また、市民団体からの有効利用の提案もあった。

手順に従っての今回の処分であるが、検討時間をかなり要したことは否めない。

今後の他所の処分について、できるだけ迅速な検討を期待したい。

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