事業化決定! 「県道杉戸久喜線」陸橋西側の都市計画道路整備(一部拡幅や歩道設置を含む) 

(写真:県道杉戸久喜線、JR・東武伊勢崎線の線路をまたぐ陸橋を下りた場所から西側)
令和3年度から久喜市内の中心を通る「県道杉戸久喜線」の整備が具体的に動き始めた。都市計画通りの事業を進め、一部道路の拡幅や歩道を設置する。(一部、誤解を生じる表現がありましたので、訂正しました。)

この道路は、もともとJR、東武鉄道の踏切を超えて春日部方面から久喜市を通り久喜市の東西を結ぶ幹線道路だった。通称「四間道路」として親しまれ、平行する市道久喜1号線(通称「六間道路」)とともに市内の東西を結んでいた。

昭和から平成には、高度経済成長と住宅地の開発により、久喜市や近隣の人口増加による交通量の増加と踏切による道路遮断等で渋滞が慢性化していた。また、歩行者や自転車と自動車との事故も多く危険性が指摘されていた。

平成23年3月26日には県がJR、東武伊勢崎線の上を通る陸橋を設置、東側の事業が完了し共用が始まった。

しかしながら、陸橋の設置で交通量がさらに増えたことで、渋滞が発生することも多く、危険性も指摘されていた。特に陸橋を西側に下りて右折して久喜駅方面に進みたい自動車による渋滞や先の各交差点での滞留が多く、朝夕は通過に時間がかかっていた。

さらに、事業未着手の陸橋を西側に下った直後から県立久喜高校角までは歩道が未設置のため、歩行者や自転車などの安全も脅かされていた。

(写真:都市計画図 緑色が現況で赤が都市計画決定されたもの。今回の事業では陸橋西側から久喜高校角の歩道未整備区間ほどまでが対象となる。)

これまで、市や地元などから道路整備の要望や出されていたが、陸橋の共用から10年を経て、この度の事業化となった。

計画では、陸橋を西側に下りた市道久喜211号線との交差点から県立久喜高校までの約600mについて、両側に歩道を設置した2車線の幅員22mの都市計画道路とする予定である。ただ、計画通りが基本ではあるが調査後に変更をする可能性は否定できない。

令和3年度は、調査などの委託を行い交通量や関係する地権者の調査、その他の事業を進めていく上での基本調査を行う。

その後、基本設計や用地買収、詳細設計などを経て工事、共用されることとなる。

(写真:整備される予定の「県道杉戸久喜線」)

 

<ちょい一言>

この道路の整備は私が県議になった翌年から県に要望をしていた。久喜駅から江面方面を通る市道211号線の拡幅整備に合わせて、県道と交差点を整備しなければ渋滞解消や安全確保の上で問題があるからである。

私には久喜市や地元、関係団体からの要望も寄せられていたので、私も毎年、県への働きかけを続けていた。今回は、市道211号線の整備が終了したことに続いて、直ぐに事業着手となったことに先ずは安堵している。

先送りされずに、事業化されたことを評価したい。

今年度は基本調査だが、来年度以降は地権者や地元の皆様に理解を得ながら少しずつ事業が進められていく。

今後のスムーズな事業の進捗を力強く見守っていく。

2021年5月25日 一部、記載の表現に誤解を生じるものがあったので訂正・加筆を行いました。

 

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