杉田茂実議員(熊谷市選出)を無所属県民会議が除名処分 

今日、熊谷市選出の杉田茂実県議会議員が、県議会第二会派の「無所属県民会議」から除名処分となった。

今日、無所属県民会議に設置した倫理委員会で杉田茂実議員の退会等について事情を聞く予定だったが、同委員会の開会約1時間前の土壇場で同議員から欠席を知らせる電話がきた。

これを受けて、予定していた午前10時5分に改めて醍醐倫理委員会委員長が電話で同議員の真意を確認した所、同議員から「自民党に入ったので私は部外者です。」との理由で欠席したとのことだった。

さらに、醍醐委員長から自民党県議団への入団に関わる協議の開始時期や入団届を提出した時期などの確認があった。その後、倫理委員会では、同議員から聞き取りなどを行った際の経緯をまとめ代表及び役員への報告を行った。

役員会では同議員の一連の言動を「除名処分相応」と判断し、その後の会派所属議員による会議で全員賛成で除名処分が決定した。

除名処分の理由は次の3点とした。

1.杉田議員は本会所属議員であるにも関わらず、役員に相談することなく11月5日から10日頃の間に自民党県議団への入団について協議を始めたため。

2.杉田議員は一方的に会派代表に「退会届」を郵送し、本会倫理委員会及び本会の決定を待たず、同月25日に自民党県議団に入団したため。

3.11月19日に本会に倫理委員会を設置し、杉田議員に同月29日の倫理委員会への出席を求めたところ、出席との回答をしていたにも関わらず当日に「自民党議員団に移っている」との理由で欠席したため。

<ちょい一言>

熊谷市選出の杉田茂実議員から「お話したいことがある。」と言われ、話を聞いたのが11月18日の午後3時20分からの約40分である。この時、同議員から3点ほど無所属県民会議を辞めたい理由があるので、自民党に入ると言われた。

理由を聞いた私には、これらの理由は自民党に入るための”後付け”ではないかとの疑念が拭えない。

合わせて、自民党県議団に入ることに関し10月30日投開票の熊谷市長選挙で、勝利した自民党前県議と戦い敗れた非自民党の候補を応援していたことについても真意を聞いたが、私の理解を超えた返答だった。

本人曰く既に25日から自民党県議団に入団し党員でもあるとのことだが、今日現在もその真意等は本人から地元熊谷市をはじめ県民に説明がされていない。

既に県民よりも所属政党目線の物事の考え方なのだろうか。

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