毛呂山町内で高病原性鳥インフルエンザ疑似患畜発生 

11月29日に毛呂山町の採卵鶏農場で死亡した飼養鶏が、30日、遺伝差検査の結果H5亜型と判明した。

県は、この結果を農林水産省に報告し高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜(※疑似患畜とは、家畜伝染病予防法において、鳥インフルエンザ等の家畜の伝染病にかかっているおそれがある家畜のことで、確定した場合、殺処分などの防疫措置を講じることとなります。(環境省))と判定された。

当該農場には約4万5千羽の飼養鶏がおり、県は今日(11月30日)に知事を本部長として「第1回埼玉県高病原性鳥インフルエンザ緊急対策本部会議」を開催した。今日から殺処分や汚染物品の処分、消毒などをのべ380人態勢で行い予定で12月3日には殺処分を終了する予定。

また、県では同農場から半径3キロメートル以内を家禽等の移動を制限する移動制限区域、10キロメートル以内を搬出制限区域として、4か所の消毒ポイントを設けた。

埼玉県では下の通り県民に理解を求めている。

  1. 我が国の現状においては、鶏肉や鶏卵を食べることにより、鳥インフルエンザがヒトに感染する可能性はないと考えられています。
  2. 現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれがあること、生産者の方のプライバシーを侵害しかねないことから、厳に慎むよう御協力をお願いします。特にヘリコプターやドローン等を使用しての取材は防疫作業の妨げとなりますので、厳に慎むようお願いします。
  3. 今後とも、本病に関する速やかな情報提供に努めていきますので、生産者等の関係者が根拠のない噂などにより混乱することがないよう、御協力をお願いします。
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