小中学校にエアコン設置を示唆 

小中学校にエアコン設置を示唆
  昨日の久喜市議会11月定例会で、田中市長が猛暑による教室高温化対策として、今後、小中学校にエアコン設置を検討することを明らかにした。
 石川(私)の一般質問に答えた。
 質問は、猛暑による学校での児童・生徒への影響やこれへの対応策としてエアコンを設置するべきであるが、どう考えるか市と市教育委員会に聞いた。
 教育委員会は質問に対し、猛暑による児童・生徒への健康と学習状況に影響があるとし、望ましい教室室温は「学校環境衛生基準」で定める『夏季28℃以下』であると認めた。
 市は、はじめ他の施設の建設や事業があるため、財政的に厳しいと答弁(部長)していたが、繰り返す質問に対して市長が答弁にたち「石川議員の主張の主旨は理解しているので、今後、充分に検討する。」と答えた。
 今後、他の施設整備や事業との優先順位を見極めた上で、小中学校へのエアコン設置を進める考えのようだ。

(ちょい一言)

 近年の猛暑は異常だ。今後もこの傾向は変わらないと思う。
 私は今回の質問で、久喜市の過去からの気温の変化と教室室温を示し、方針を質問した。

以下は、今年の校舎内の温度について、教育委員会を通して入手した資料を私がまとめたものだ。

30℃ 久喜東中学校1号館2階、7月11日
32℃ 菖蒲東小学校校舎1階、9月13日
32℃ 菖蒲中学校南校舎1階から3階、9月3日
32.5℃ 栢間小学校校舎3階、7月2日
32.5℃ 本町小学校校舎1階、7月12日
33℃ 東鷲宮小学校校舎1階、7月12日
34℃ 久喜南中学校南校舎2階、7月10日から12日の3日間
久喜南中学校南校舎2階、9月2日、3日
34℃ 菖蒲東小学校校舎1階、7月8日
34℃ 鷲宮西中学校校舎4階、7月12日
34℃ 太東中学校2年4組、5組
35℃ 菖蒲小学校校舎2階、3階、7月12日
35.2℃ 小林小学校校舎3階、9月1日
36.6℃ 栗橋西中学校校舎2階、7月10日(8日が36.4度、12日が34.8度)
37℃ 久喜中学校本館4階、新館4階(3階が36度、保健室が34度)7月11日
※ 測定していないだけで、この他にも高温の教室はある。
 私が教室内に扇風機を設置するように、質問し設置されたのが平成15年、16年だった。
この時から比較しても教室内は悲惨な状況になっていることが分かる。過去に設置した扇風機は、今後、エアコンの冷気を効率良く循環させる為に使えば無駄もない。
 議会では、市長は、子供たちの健康・学習環境への影響を考えて、エアコン設置を検討すると明言した。
田中市長のこれからの手腕に期待したい。
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