東小学校通学路 交通規制決定 

 

東小学校通学路 交通規制決定
 昨日、久喜市は久喜市立久喜東小学校通学路の中で危険個所と指摘されていた一部の道路に交通規制をかける状況となったことを公表した。

この道路は久喜市東4丁目内にあり、通称六間道路から四間道路までの自動車の抜け道として利用されていたが、多くの児童が同校に登校する際、通らなければ学校までたどり着けない道路であることから、通学路としても指定されていた。
しかし、同通学路は、住宅街中にある生活道路であり一部で自動車のすれ違いもできず、歩道も整備できない状況だったが、 朝の通勤通学時間帯には、1時間に100台をはるかに超す自動車が通行し、接触事故が発生したこともあり危険性が指摘されていた。

こうしたことから、これまで児童の通学時間帯は、保護者や教員、地域のボランティアが連携して交通誘導をしていたが、法的な交通規制がなかったことから自動車の進入を拒むことができなかった。

久喜市では、保護者や地域からの署名などを経て、今年2月に同通学路をスクールゾーンとして指定することを久喜警察署に要望。その後、県公安委員会で審議が行われ同年7月22日に久喜警察署より県公安委員会の審議が終了した旨の報告があったという。
久喜警察署からは、同年9月上旬からのスクールゾーン化の見通しが示されたが、市では夏休み終了後の登校に合うようにスクールゾーン化を目指すということで、担当課が準備を進めており、概ね準備は順調なことから、同年8月31日からのスクールゾーン化を予定している。

規制時間は、午前7時から8時までとして、予め許可を得た自動車以外は進入することができない。

(ちょい一言)
私が議会で取り上げたのが、昨年11月議会。その後、担当課が案を練り、地元区長や学校、保護者、地域の方々が中心となって署名活動をして、今年2月に市が久喜警察署に危険個所の交通規制=スクールゾーン化を要望していた。
実現が新入生の入学時期に合わないことから、県の公安委員会の審議が遅すぎた感は否めないが、いずれにしてもスクールゾーン化で児童の安全確保がはかられることとなったので、先ずは一安心だ。
この通学路は幅が狭い上に、自動車の抜け道として利用されていたことから通常でも危険だが、特に雨天に児童が傘を差して歩行すると、接触すれすれが常態化していた。
スクールゾーン化によって、自動車運転者の方は、不便を感じるかも知れないが、ここが元々生活道路であり幹線道路ではないことや、児童の安全を優先する判断にご理解をお願いしたい。

石川忠義平成21年11月議会質問の一部(会議録から抜粋)
通学路
の安全対策については6年前の平成14年12月議会一般質問において取り上げましたが、このときには保護者や児童生徒の情報も収集して、各学校でつくった安全点検表をもとに埼玉県杉戸土木事務所が平成14年度から平成18年度までの整備計画を策定し、埼玉県杉戸土木事務所、久喜警察署、東京電力、NTT東日本、市の連携で危険なところや問題があるところを整備することになりました。そして、この通学路の整備が既に終了しているところではありますが、現状は小中学校通学路が自動車等の抜け道に利用されることが多く、危険箇所がなかなか減少していません。こうしたことからこれまで通学路においての自動車との接触やこれをよけた児童のけが、持ち物の破損なども発生しています。今後道路管理者の市としては通行規制などをして最善の安全確保策をとるべきですがいかがか、考えを伺います。
  (1)として、当局が把握している歩道がない上に朝夕の自動車の交通量が多い危険な通学路や箇所はいかほどと把握しているのか伺います。毎年度学校では始業に合わせて調査をしていますので、その認識を伺います。
  (2)として、危険箇所の把握をして、その後は市や教育委員会、学校、警察とどのように情報共有を行ってきたのか。実態としては警察へは保護者による相談や苦情によって危険箇所の把握がされているようですがいかがか、お願いします。
  (3)として、ここでは具体的に1つの例として、東4丁目地内などには児童が通学時に必ず通らなければ学校に到着できない通学路がありますが、ここに自動車やバイクが大量に進入しています。この場所も保護者などによる交通誘導や市が道路改修などの対応をしていますが、危険性が改善していません。こうした通学路には通行規制を検討し、必要に応じて実施すべきですがいかがか、考えを伺います。
  以上です。

さらに読みたい方はこちら (市議会会議録検索システムが稼動しますので、平成20年の12月議会を選択し、「通学路」で検索して下さい。)

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