総合病院の続報 

 

総合病院の続報
 今日の市議会全員協議会において、市から埼玉県厚生農業協同組合連合会立幸手総合病院(以下、幸手総合病院)の久喜市への移転について、説明があった。

市からの説明によると、昨年から幸手市内にある幸手総合病院の久喜市への移転について、JA厚生連から、市に意向が示されていたという。
その後、断続的に市と意見交換などをしてきたなかで、市としては、JA厚生連が幸手市に移転を説明することと、JA厚生連として移転の意思を機関決定することを条件に、市と厚生連の協議に入ることになっていたという。
そして、上記の条件について、幸手市への説明を厚生連がしたことと、JA厚生連が6月18日に経営管理委員会において、「久喜市への移転について、継続して検討をしていく。」と機関決定したことを受けて、久喜市も本格的に移転についての協議に入ることにしたということだ。
市の財政負担や久喜市内の移転場所など詳細についてはこれから協議する予定だが、田中市長は、「市民要望が強く、市の医療体制充実のためには、総合病院の移転については、断る理由はない。慎重かつ積極的に取り組んでいく。」と強い意志を示した。

経 緯

時期 内 容
平成16年5月 JA厚生連から久喜市に、総合病院移転の候補地であることが示される。
平成17年3月16日 久喜市役所でJA厚生連と意見交換
4月4日 JA埼玉中央会で市と意見交換
4月25日 久喜市役所で厚生連と意見交換。市の医療事情や財政負担などについて。
5月16日 JA埼玉トップと総合病院院長が幸手市を訪問。移転の意向を伝える。
6月15日 幸手市議会が総合病院移転反対を全員協議会で決める。l
幸手市長も反対の意向を公にする。
6月17日 総合病院の移転について報道される。
6月18日 JA厚生連の経営委員会で、「久喜市への移転について継続検討」を決定する。
6月21日 久喜市議会全員協議会において、市長が「慎重かつ積極的に取り組む。」と意思表明

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