市長が目指す将来のまち 

 

市長が目指す将来のまち
 今日午前の久喜市議会で、市長が合併後に目指す将来のまちの姿を語った。

今日は、6月3日の議会で市長が行なった、市長の所信表明演説への各市議会会派代表者からの質問だった。
市長の所信表明演説は、単年度の方針や計画、考えを述べる施政方針演説とは違い、任期(4年)中の市長個人の方針や計画、考えを述べる機会。

代表質問は、「飛翔(民主党+みんなの党+自民党+無所属による最大合同会派)」の岸輝美議員、次に「政策会議」の石川忠義、公明党久喜市議会議員団の戸ヶ崎博議員、日本共産党久喜市議会議員団の木村奉憲議員の順で行った。

市長は、各会派からの代表質問に答える中で、「政策会議」石川の「市長は、所信表明演説では、『久喜市に住んでよかった』『これからも住み続けたい』と実感できる地域を目指すと抱負を述べた。今後、総合振興計画の策定作業がはじまるが、田中市長が4年後の市をどのように絵を描いているのか。全国における久喜市のイメージ・位置づけをどのように考えているのか。将来ビジョンを伺う。」
という質問に対して、「子ども達の笑い声が絶えないまちで、地域医療と子育てにやさしいまちにしたい。」とした上で「医療ネットワーク、子育てネットワーク、子育て支援を拡充したい。」と答えた。

これまで、「久喜に住んでよかった」「これからも住み続けたい」と思われるまちという表現が多かったが、これをどのように実現するのか、そして何を久喜市の特徴として、久喜市のまちづくりを内外に発信していくのか、市長の考えが明らかになった。

恵まれた環境を生かした、医療と子育てが充実したまちづくりが期待されている。

(ちょい一言)この質問は、私が行った。
もちろん、久喜市に対するイメージや希望、夢、期待は、それぞれの市民によって異なる。
しかし、今回は合併後の新市長が「どんなまちを目指して、絵を描いているのか。それに基づいて政策を考えているのか」を確認する上でも、市長の考えをはっきりと聞きたかった。議会としても、当然、把握しておきたい市長の考えである。

市長は、はっきりとこのまちを「地域医療と子育てにやさしいまち」として内外に誇れるまちづくりをすることを明言した。久喜市は、医療機関の配置や協力体制など、既に恵まれた環境もある。こうした利点を生かして、是非、全国、どこに行っても 「地域医療や子育て支援に関しは、久喜市が日本1」と言われるような、先進市を目指していただきたい。
私としても、こうしたまちづくりには、議会権限にもとづいて最大限の協力をしたい。数年後には、全国から視察や取材が殺到するような、先進市にしたい。

今日の代表質問では、他にも新市の自然環境保護などについても質問をした。
所信表明では、あまり触れられていなかったところなので、心配するところでもあった。しかし、市長は、新市の中で実際に自然が減少していることを既に認識し、今後は生態系や自然地域などの保全・創造にも力を入れることを明言したので、期待したい。

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